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鉛筆デッサンについて

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使用するものは?

鉛筆デッサンを行うにあたっては、何はともあれ鉛筆がなくては始まりません。まずは鉛筆を用意する必要がありますが、一言で鉛筆と言っても、種類は様々です。

鉛筆の種類は大きく「黒芯鉛筆」と「色鉛筆」の二つに分けられます。黒鉛筆は製図用、絵画用、事務用、学習用などに分類され、それぞれ芯の硬軟によって区別されています。これは、日本工業規格に基づき9Hから6Bまで存在します。この数値の判断基準として、Hは芯の硬軟(Hard)を表し、この数字が大きい鉛筆ほど色合いは薄く、固い印象で描くことができます。Bは芯の密度、濃さ(Black)を表し、この数値が大きいほど濃く、柔らかい印象で描くことができます。また、HBとHの間にはFという規格が存在しますが、これはFilmを略したものです。一般的に絵画に用いられるのは4Bから5Bが中心となりますが、用途によってそれぞれ使い分けられます。

鉛筆の削り方について

今ではシャープペンシルの普及により、鉛筆を削る機会がほとんどなくなったばかりではなく、鉛筆削りさえもあまり見掛けなくなりました。事務などで文字を書く目的であればそれでも問題ないのですが、デッサンとなると話は別で、鉛筆の削り方も大切になってきます。

削る時の基本として、硬い鉛筆は芯を長めに、柔らかい鉛筆は比較的短めに削るようにします。先はあまり尖らせないようにした方が良いですが、その辺は用途に応じると良いでしょう。肝心の削り方ですが、まずは左手に鉛筆を持ち、右手に持ったカッターナイフを前方に向けて、左手の親指でカッターナイフを押し出すようにして鉛筆を削ります。右手を押し出すようにして削ると、上手に削れないばかりか、芯を折ってしまう可能性が高くなるので、左手でゆっくりと押し出しましょう。

一番大切なのは、芯をよく見ながら削ることです。鉛筆を削るというのは、単に周りを削って芯を露出させるためだけではなく、鉛筆を自分の描きやすい形に作るための作業です。自分が使いやすい形になるように、ゆっくりと形作っていきましょう。

鉛筆での基本的な描き方

鉛筆の持ち方には三種類あります。一つは「受け手」といい、弱い線を引く時の持ち方。もう一つは「筆記形」といい、これは力強い線を描く時の持ち方。最後は、もっとも多く使う「順手」というものです。

デッサンのおおまかな構図を描き出す時は、鉛筆の上部を軽く持つようにして線を描き出していくのに対し、モチーフの細部を描く時は、鉛筆の先端を持つようにします。先端を持つことによって鉛筆は安定感を得、詳細な描写がしやすくなります。

また、デッサンを描く際は鉛筆を走らせている手元にばかり視線が行ってしまいがちですが、大切なのはモチーフをよく観察することです。モチーフの特徴をしっかりと捉え、それを描き出すのが重要です。必要に応じて鉛筆の持ち方を変えることも、デッサンの大切な技術の一つであると言えます。

描き方のポイント

モチーフをデッサンする際、まずはモチーフのイメージなどに惑わされないように注意しながら、全体のシルエットを大まかに描き出します。計測棒やデスケールなどを用いて、正確にシルエットを取ると良いでしょう。

全体のバランスを見ながら、高さや幅、大きさなどの比率をしっかりと比較して作業を進めていくと効果的です。モチーフの基準点を決めたら、輪郭や調子などを徐々に描き足していきます。構図がもっとも基本的なところとなるので、正確な描写、または自分の狙い通りの描写を行えることが大切です。

部分部分の形をおおまかに描き出したら、更に詳細な部分を描いていきます。線引きを誤ってしまっても、それを消さずに残し、その線と新しい線を比較しながら描くと良いでしょう。このように、段階的にデッサンを仕上げていくのが、ポイントを掴むための大切なプロセスとなります。