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デッサンの描き方細部を描写しよう
前項の【立方体という意識】でも触れましたが、モチーフの細部を描く際にもこの「立方体という意識」が役に立ちます。「物は全て立方体である」ということは、モチーフの細部にいたるどんな小さなものも立方体として捉えることができ、全てのものは凹凸で成り立っているということが言えるわけです。
たとえば、葡萄を例に挙げてみましょう。葡萄一房の全体像としては、先端に向けて細くなった三角形の立方体、つまり円錐型であると言えます。円錐の調子で全体の調子を作るわけですが、しかし実際には葡萄は小さな一つ一つの球(果実)から成っています。葡萄の実一粒は、球体の諧調を持っているわけです。ということは、葡萄をデッサンする際は、球状の調子により作られる小さな粒が、円錐の調子でまとめられているという認識が大切になってきます。このように、デッサンをする際は、そのモチーフが持つ全体的な要素から細部に渡る要素まで、しっかりと把握しておく必要があります。