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デッサンの基本調子と光の関係
調子を正しく表すためには、光の加減を正しく認識する必要があります。たとえば、モチーフに対して右上から光が当てられている場合、モチーフの右上が明るくなる一方、反対側の左下は暗くなります。一部が明るくなれば一部は暗くなり、明るさが淡くなればその反対部分にも変化が現れます。この明暗の物理的関係は変わらないので、的確な調子をつかむためにはこういった光の特質、光の加減について正しく認識する必要があります。以下に具体例を挙げてみましょう。
・(モチーフが)前面から光を受けた場合
モチーフが、視線と同じ方向での光を受けた場合は、明るい調子の割合、面積は増え、全体的に調子の差がなくなります。特に起伏の少ない平面的なモチーフであった場合は、全体像を把握しやすい分、立体感を再現するのが難しくなってきます。
・逆行を受けている場合
モチーフの背から光を受ける場合、モチーフの全体像は暗めの調子となります。光がモチーフの後ろにあるため、コントラストも強めにする必要があり、調子の強弱が激しい絵となります。
・斜め上から光を受けている場合
モチーフの特徴をもっとも捉えやすい角度となり、特に凹凸の激しい物体をモチーフとする場合には、効果的な表現が可能となります。
・下から光を受けている場合
反射の強いものの上に置かれたモチーフに現れ、非現実的、空想的な印象を出します。